プロがお答えするシロアリに関して、よく頂くご質問についてお答えしたいと思います。

白蟻はどんな虫?

シロアリは一般的に昆虫の中で木材害虫(木を食べる虫)です。

正式には昆虫網ゴキブリ目シロアリ科に属しておりゴキブリの系列ですが簡単に言うと家などの土台や柱や庭にある樹木などを食べてしまうとても怖い昆虫です。

単体で行動することはなく、皆さんが良く目にする黒蟻と同じで女王アリを中心としたコロニー(巣)を作り集団活動をしながら兵隊アリ・働きアリなどの階層を持った社会性昆虫です。

白蟻はどこにいるの?

シロアリは種類によって違いはありますが、地面(土)に中でコロニーを作り、そこから分巣といわれる別コロニーの拠点を増やしながら生息しています。

日本に生息するヤマトシロアリやイエシロアリは湿気の多い土の中にいる事が多いと言われています。

白蟻にはどんな種類があるの?

日本に生息する大半はヤマトシロアリとイエシロアリになります。

また近年においては外来種生物であるアメリカカンザイシロアリも増加傾向にあります。

生息区域についてヤマトシロアリは北海道東・北部を除く日本全土に生息しており、イエシロアリは千葉県神奈川県の海岸線に沿った地域で生息が多く見られます。

白蟻の活動が活発な時期はいつ頃?

シロアリは冬眠する事がないので1年中活動しています。冬場は活動が鈍くなりがちですが、最も活動が活発な時期は初春から雨季にかけて盛んに活動します。

ヤマトシロアリは4月~5月頃に羽アリとなって飛び出します。雨が降った翌日の晴れ上がった蒸し暑い日に飛び出すことが多いです。

飛び出す羽アリは巣の中にいるわずか5%位ですので、残りは土の中で活動を続けます。

羽アリの役目は新たな巣の形成をする為で、飛び立った羽アリの残ったわずかな数が羽を落として(落翅虫)雄雌で地中に潜り込み、後の王アリ・女王アリとなるのです。

白蟻はどうやって駆除するの?

シロアリの駆除方法には大きく分けて2種類の方法があります。1つは薬剤による防除施工なります

作業方法は建物の床下収納下や和室畳下を開口し、床下へ潜り土壌部分や木材(束柱・大引・根太等)に吹付けし、薬剤による白蟻の食害を守る方法です。

メリットとしては白蟻の被害を床下から直接確認する事ができる為と発生箇所の特定ができる点ですが、床下に潜り作業ができる事が可能の場合に限られます。

もう1つはベイト工法(食毒剤による駆除)となります。薬剤方法と違い白蟻から守るという点では同じですが、防除でありながら巣の根絶をする方法になります。

家の周りにステーション(餌木)を設置し、餌木による生息が確認された時点で毒餌を巣に持ち帰らせ根絶する手法になります。

定期的な検査が必要となりますが、薬剤による臭いやアレルギーのある場合や床下がせまく、薬剤施工が困難な場合でも白蟻防蟻が可能というメリットがあります。

業者に頼むと平均で幾ら位費用がかかるの?

シロアリの防蟻工事は建物敷地面積(作業範囲)と使用する薬剤によって大概は決まります。

家の構造(例:浴室がタイル式やユニットバス等)によっても若干変わってきますので詳しくはお問合せ下さい。

又部分処理の場合や、5年間の保守管理等も承っております。一般住宅で敷地面積が15坪位の場合は10万~15万位が平均となっております。

施工を依頼しようか迷っている場合は、床下調査(白蟻調査)も行っておりますのでお気軽にご連絡をお待ちしています。

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