今回は、家庭に被害を及ぼすネズミについて詳しくご紹介したいと思います。ネズミはとても賢く臆病者なので駆除するのはとても難しいと言われています。ネズミの特徴や生態を良く知ることで少しでも安心した生活が出来るようにアドバイスやチェック項目を読んで、是非参考にして頂きたいと思います。
ネズミの種類は?

当社の「ネズミの種類・生態」にも大きく3種類のネズミをご紹介をしておりますが一般家庭に生息するネズミの多くはクマネズミが殆どを占めています。
都心はドブネズミも多く一般的には名前の通りに下水や地中などの配管周りに巣床としている事が多く、飲食店街やビル郊外が多く連ねる場所などが最も多いと言われています。
クマネズミは上り下りがとても上手で高いビルの飲食店や一般住居の2階等も得意気に巣床とします。その為に尻尾は長く耳も大きいのが特徴です。
又、山や森林、畑等に生息するネズミは野鼠と言い、代表的にはアカネズミやヒメネズミがあります。世界的に見るとネズミだけで1500種類は生息していると言われています。
ネズミの活動が活発な時期や時間は?
ネズミは夜行性の為に基本的には夜活動します。しかし人間でも夜にお腹がすくとコンビニに行ってご飯を買いに行くのと同じで、日中にネズミが活動する事も少なくありません。
ネズミの目は昼間でも物を見る事ができる優れた動物です。活発な時期は特に無く、1年中活動をしています。特に繁殖時期といわれる春頃(3~5月)や秋(10~11月)は最も盛んに活動します。
ネズミの繁殖時期はいつ頃?
ネズミは絶えず妊娠と出産を繰り返ししています。ネズミの妊娠期間は20日前後で1回の出産で5~6頭生むといわれています。クマネズミはそれ以上に7~8頭程です。
その為、ハツカネズミは20日で出産する所から名前の由来とも言われています。1年におおよそ数回は出産すると言われているので単純に計算すると・・・・
妊娠回数×出産頭数=1頭から1年間に増える頭数 5×6=30頭!!ビックリですよね。。。ネズミ算とはここからきているかも知れません。
ネズミ駆除の基本的な考え方
ネズミは上記にもご説明したようにただ粘着トラップで捕まえるだけでは中々解決はできません!!頑張って子ネズミを捕まえただけではまた出てきてしまう事が少なからずよくあります。
ネズミは人間と同じ哺乳類動物ですので必ず近くに餌となる場所や安心して過ごす事のできる住処があります。ネズミの食住を無くす事が大きなポイントとなります。
ネズミは何処から入ってくるの?
ネズミは基本的に何も無い所を齧って穴を開けることはしません。 小さい穴を齧って広げる事は良くしますが大概は元々空いている隙間から 侵入する事が殆どです。
・キッチンの換気扇
・ガスや水道の配管引込み場所の隙間
・床下通気口
・エアコン室外機のホースカバーの隙間や壁のホース周り
・家の外装材と構造による家の隙間
上記の侵入経路が一般的に多く見られる箇所です。 家の中ではキッチン周りの配管や和室の長押、配電盤なども 侵入経路となる事が多いのです。
ネズミはわずか2cmに満たない小さい穴があれば侵入する事も 容易なんです。
ネズミ駆除の流れ
上記に記したように侵入経路を塞ぐ事はネズミの駆除・防除にとって重要なポイントです。中々一般の人がネズミを駆除できない理由の一つです。ネズミの侵入を塞いだ所だけでは駆除は終わりません。
何故なら塞いだ時にネズミを閉じ込めてしまったりする可能性があります。その時は、家の中や天井裏、床下や壁内に生息しているネズミを捕獲しなくてならないのです。
和室の天袋の天板や床下収納の下、ユニットバスであれば天井点検口がある事を確認して捕獲する為の誘引餌(毒餌)や捕獲シートなどを使い捕獲する方法が一般的になります。
ただこれは一般の方が行っても捕まえる事が出来ずに天井裏で死んでしまったりしてハエが集ったケースも良くある事ですので充分注意が必要になります。ネズミは短日で駆除する事が難しいので忍耐も必要になります。
駆除するポイントをまとめると
①ネズミの侵入経路を見極める→侵入経路を塞ぐ→中に生息するネズミを捕まえる
②ネズミの侵入経路を見極める→中に生息するネズミを捕まえる→侵入経路を塞ぐ
①②は順番が違いますがいずれも正しい順番です。建物の構造や被害状況などによって駆除方法が変わってきます。
また建物の構造や環境などによっても作業方法が違うケースもあります。例えば隣の家との間隔が狭く穴を塞ぐ事ができない状況だったり、天井裏を見る事ができない場合色々な環境によるケースも少なくありません。
ミヤコ消毒はネズミに関するご相談を専門のスタッフが親切に承ります。
ネズミの駆除を頼むと平均幾ら位掛かるの?
一般家庭の戸建てにたとえると、建物の構造はひとつずつ違います。ネズミの侵入してくる箇所や、天井裏だけの被害なのか?、家の中まで被害があるのか?被害にあわれてからどれ位経過しているのかによって様々です。
そのために現地に直接お伺いして、調査の上でお見積りをする方法が最適となります。
とはいえ、幾ら掛かるのか不安だと思われる方々が多いので例をご紹介します。
弊社の施工事例
一般住居(戸建て2階建)の例
・築30年
・室内の被害あり ※食べ物を齧られた1週間位前
・今までは音の被害も形跡もない
・都内(23区内)
(対応)
外周の閉塞作業を室内の侵入防止作業を実施。
半年間の保守管理期間にて駆除完了
初回の防鼠工事と管理費を含め12万円弱
アパート(全6世帯)の例
・築20年
・室内の被害はなし
・天井裏で音がうるさい
※ネズミにより、配管を齧られ漏水被害もあり
・当初は1部屋だけだったが、話を聞くと他2部屋も同様に音被害あり。
・北関東地域
(対応)
外周の閉塞作業(エアコン配管、通気口等)の実施
指定(話のある部屋)にて天井裏や共有部に捕獲作業
1年間の保守点検にて契約
実際は3ヶ月で駆除完了(3回訪問月)
初回の防鼠工事と管理費を含め18万円程
